北方領土
野田首相とロシアのプーチン大統領は8日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせて行った会談で、首相が12月をめどに訪露することで一致、北方領土問題をめぐる交渉を「再活性化」させる道筋はとりあえず示された。
だが、ロシアは領土問題での譲歩を拒み、極東開発など経済関係の発展を優先する方針だ。「中身の濃い議論ができた。最終的には大統領と直接じっくりと議論し、互いに納得できる解決案を見いだしていきたい」。首相は8日の会談後、記者団にこう語った。
政府は、秋に次官級協議を行う一方、首相の訪露前に大統領と親交のある自民党の森元首相を政府特使として派遣し、協議進展に向け、環境を整える考えだ。
ただし、日本外務省の幹部は「協議することと、ロシアの譲歩につながるかとは別の話だ」とみる。大統領は6月、首相との初会談で領土交渉を進展させるとしたが、約2週間後の7月3日、メドベージェフ首相が国後島を訪れ、日本への領土引き渡しを拒否する姿勢を示した。歯舞、色丹の2島引き渡しで最終決着とするロシアと、国後、択捉を加えた4島を求める日本の隔たりは大きい。
青山千春水産学博士は青山さんの奥さんでメタンハイドレート(メタハイ)の第一任者です。その調査で分かった事は今までの石油、天然ガスなどと違い、メタンハイドレートは地震が起きるところにあるそうで、ロシアは既に目を付けていて国際学会も研究結果を発表しています。
6月の半ばにメキシコで野田首相がプーチンと会談しました。今後、北方領土を穏やかに静かに交渉する事を合意といっておきながらメドベージェフ首相の国後島上陸に日本メディアは「牽制だ」と書き立てたようですが、そうではない。交渉の余地は最早ないというメッセージだった。そもそもプーチンは昔から小さい諸島の歯舞と色丹しか日本に返す意思はない。
それもその筈。日本は北方4島を帰せと言っていますが、外交は「足して二で割る」。つまり千島列島全体が日本のものであり、南樺太も本来は日本領であると主張していれば四島が帰ってくる可能性はありますが、最初から4島といっているのだから2島で手を打とうといってくるのは自明の理という訳ですね。
そうであれば地震大国日本は大いなる資源国家になります。しかし、その事に気付かず日本には資源がないと思い込んでいる政府高官。その隙をロシアは着々と狙っている訳です。
http://www.youtube.com/watch?v=6s95XZ6q6mc