対立を克服できるか
NHKスペシャルで、「対立を克服できるか、領土で揺れる日中・日韓」という番組をやっていました。それにしてもNHKは無難に作りますね。だから結局、よく分からない。どうして石原都知事を呼びませんかね。こういうのは8割方、人物で決まります。まだ櫻井よしこさんがいたから締まりましたが、いなければメタメタでした。
仮にですよ、日本の暴徒が中華街で大暴れしたら、どうでしょう。中華街は損害賠償を日本政府に求めるでしょうし、バックに中共がつくかも知れません。当然、日本政府は幹事役になって被害状況を調べ日系企業に変わって損害賠償を中国にすべきです。なんていう話は出てきませんでしたね。
韓国側の三人の男は、オランダのハーグに本部がある国際司法裁判所を否定しましたが、それは国際司法裁判所の存在そのものを否定している内容でした。誰かが、それでは国際司法裁判所の存在価値をどのように認めているのか、なんていう気のきいた質問もありませんでした。
今年、国交正常化40周年を迎える日本と中国。しかしですね、そもそも日中国交正常化がよかったのかという議論もありませんでした。裏を返せば、こんな条約があるから日本は中国に6兆円もODAを拠出し続け、尖閣を獲りにでるまでに増大させました。
2004年冬ソナブームから韓流ブームとなり、両国を行き来する人々が年間500万人に達した訳ですが、だから仲睦まじくするべきという考え方が根本にあるから話が拗れるばかりです。日本は韓国にも5兆円のODAを拠出しました。日本は過去を水に流す国ですが、韓国は恨み五〇〇年の国です。アイデンティティーが違いすぎます。
そもそも反日政権の民主党が反日、中韓と手を組んでの日本再生が大問題です。「遠交近攻」は何処の国にもあります。近所は喧嘩するものです。無理に付き合おうとするから、かえってギクシャクする。日本側は韓国は北も抱えているし、統一ともなれば日本を頼りにする事になるという論法を日本がいうのはおかしい。それよりも日本は韓国から台湾へ、韓国も日本から中国にシフトして、お互いに冠婚葬祭だけの付き合いにしましょうよという方が余程、発展的だと思った次第でございます。ハイ。