田中真紀子文科大臣

２００１年4月26日、衆院両院本会議で首相指名選挙が行なわれ、小泉さんが総理になりました。小泉さんは「政治に対する国民の信頼を回復する。『構造改革なくして景気回復なし』」と宣言。その前の森総理の支持率は10％と兎も角人気のない総理だったので小泉フィーバーが起きました。

　ポスト森を競ったのが「橋本龍太郎」「亀井静香」「麻生太郎」「小泉純一郎」の4氏。当初は橋本元総理が勝つだろうと誰もが予想しました。ところが颯爽と現れたのが、田中真紀子先生で彼女は小泉純一郎を支持。それは何故だったのか、田中真紀子さんの父は田中角栄です。角さんを裏切って創政会→経世会を作り、竹下さんを総理にしたのが、金丸、小沢、渡部恒三、橋本龍太郎さん達だった。つまり真紀子女史からみれば橋本龍太郎は父親の裏切り者だった。その男が二度も総理になるとは許せないと、父・角栄と言えば天敵は福田派、その福田派の小泉純一郎を担いだのでありました。

　小泉人気と真紀子人気が合体して小泉フィーバーが巻き起こり、小泉さんは最大の功労者、田中真紀子女史を外務大臣に。日本がおかれた政治環境では、財務大臣を越える最重要ポストでした。市井では「真紀子節もいいが、世界に出せる女性なのか、何しろ口が悪い。品位がかける」と危ぶむ声が。果たして、その予感は当たりました。田中眞紀子先生は指輪を紛失したことを上月豊久秘書官の責任にして買いに行かせ、その結果イランのハラジ外相との会談に遅刻。民主党の長谷川清議員が指輪騒動について追及した時には、議員会館の長谷川議員の部屋の電話が、熱烈な真紀子支持者から多数の抗議申し入れで鳴り続ける騒ぎでした。

　極めつけは2001年9月11日の同時多発テロの時、堂々と極秘時効のアメリカ要人の所在地をテレビの前で記者の前で全世界にいってしまった。当然、タリバンとかアルカイダも見ている可能性はあります。何事もなかったからいいものの、アメリカ要人の潜伏先を公表してしまうのが日本の外務大臣であったとなれば、日米安保も危うい処でありました。外務大臣も？？？、文部大臣も？？？という感じです。あぁご主人は田中直樹さん。あの珈琲大臣です。「もしもし」の人です。

http://www.youtube.com/watch?v=Ec7epKFL3UM&feature=youtube_gdata

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