ソフトバンク、米社買収で合意
ソフトバンク、米社買収で近く合意=200億ドルで―メディア報道
時事通信 10月15日(月)10時9分配信
米メディアは14日、日本の通信大手ソフトバンクが米携帯電話大手スプリント・ネクステルの株式の70%を総額200億ドル(約1兆5600億円)で買収することに近く正式合意すると報じた。両社は既に大筋で合意しており、早ければ15日にも発表する。今回の買収が成立すれば、契約件数9000万件を超える世界有数の通信会社が誕生し、ソフトバンクは米国市場に本格進出することになる。
報道によると、ソフトバンクはスプリント側から同社株を1株5.25ドルで80億ドル分取得する予定で、このうち30億ドル分は転換社債の形となる。ソフトバンクは、さらに市場で1株7.30ドルで120億ドル分を買い付ける。ロイター通信によると、実現すれば日本企業による海外企業の合併・買収(M&A)としては過去最大規模になるという
この記事は古いのですが、もう正式発表されたようですね。(http://www.youtube.com/watch?v=RnJnNZ1YBMk)
今までの世界の携帯電話会社の売上高ランキング
この第三位のAT&Tの上にソフトバンクが一気に駆け上がり、日本国内第三位から世界第三位に躍り出たことになります。しかし今回は問題になりませんね。80年代末、円高で史上空前の企業利益をあげ、円高、株高、債券高、そして土地高、日本を売ればアメリカが二個買えるくらい日本の土地が上がったのがバブルでした。日本はアメリカの1/25の面積です。だから坪当たり50倍も上げた訳ですね。日本企業はアメリカの土地や、ビルや、映画や欧米の美術品まで買いあさり、当時の安田火災(今の損保ジャパン)は58億円でゴッホのひまわりを買い、三菱によるロックフェラー・センターの買収(2000億円)やソニーによるコロムビア映画の買収が6000億円。松下(パナソニック)がMCAレコードを7800億円で買うとアメリカは「日本はアメリカのプライドを買った」としてエコノミックアニマルとして批難。1985年プラザ合意、つまりニューヨークのプラザホテルで日・米・英・独・仏の集まりで日本に円高を迫ってきて日本は鵜呑みにし、そこからバブル崩壊が生じました。
しかし今回は問題にならない。ということは、ソフトバンクに続く企業がでてくるかも。ドコモはどうしますかね。