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経済指標は色々とあって、現実との連関性が必ずしもピッタリ重なっている訳ではありませんが、金融資産残高は消費者心理を如実に表しているかもしれません。
日銀が18日に発表した2014年4─6月期の資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は6月末に前年比2.7%増の1645兆円となり、過去最高を更新した。企業の現金・預金残高も同4.2%増の229兆円となり、手元資金を厚めに確保する動きが続いている事が分かりました。
家計の金融資産は15四半期連続で前年比で増加を続けていて、これまで過去最高だった2013年12月末の1644兆円をわずかに上回りました。更に企業の方も同8.8%増の943兆円と増加傾向が続いています。
アベノミクスを打ち出し金融緩和をして株価もあがり上向きになっていたのに又水をぶっかける消費税増税。そりゃあ、貯蓄志向になります。金は天下の回り物、或いは血液ですから、この循環がよくならなければ好景気にはなりません。