エボラ熱
世界保健機関(WHO)はエボラ熱で疑い含む感染者数が8997人、死者数が4493人に達したと発表しました。医療従事者の感染者数は427人で、236人が亡くなりました。エボラ出血熱の感染率は下がってきており、一部地域では拡散が抑止できているものの、米では医療関係者で2人目の感染が確認されるなど予断を許さない状態が続いています。
国連のエボラ出血熱対策チーフ、アンソニー・バンバリー氏によると「エボラ出血熱を今止められなかったら、世界は完全に未曽有の事態になる」と警告。エボラとの闘いをレースに例え、「(エボラは)我々より先を行き優勢だ」とし、12月までの60日間が闘いになると語りました。この60日間は、感染者の70%を療養施設に収容し、死亡者の70%を二次感染なく埋葬しなければ、感染拡大は止まらないとしています。
エボラ出血熱とはエボラウイルスによる急性熱性疾患ですが、必ずしも出血症状を伴うわけではないことなどから、エボラウイルス病とも呼ばれるそうです。 血液や体液との接触により感染します。ですから、感染した人に如何に触れないようにするかが重要になってきます。