科学者への信頼度
文部科学省が国民約1600人を対象に毎月実施している意識調査では、「科学者の話は信頼できる」と回答した割合は、震災前の2010年10月~11月の調査は84.5%だったのに対し、震災後の11年10月~11月は64.2%と約20ポイント低下した。逆に「信頼できない」割合は5.2%から15.2%と10ポイント増加。
「研究開発の方向性は専門家が決めるのがよい」という問いでは、09年11月に電力中央研究所が実施した訪問調査(回答数685人)では、「そう思う」が78.8%だったのに対し、11年12月の文科省の訪問調査(同984人)では45.0%と下がったそうです。
今、調査をしたらもっと下がっているんじゃないでしょうか。STAP問題は理研というトップ機関において捏造を見抜けなかった訳ですから全体への波及効果は高いと思います。
新聞記事では触れていないのですが、地球温暖化についての嘘メールが発覚したのが、2009年11月。イギリスにあるイースト・アングリア大学(UEA)の気候研究ユニットがクラッキングされ、地球温暖化現象が進んでいるように思わせるために、気温データが気温の下降を示しているので、それを改ざんしたらしい事が分かりました。所謂、御用学者の存在が広く明かになったのがこの時です。