日本憲法の精神でフランス革命?
「フランス革命に近いことが起ころうとしている」安保反対の市民が国会前を埋め尽くす
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00003612-bengocom-soci)
安全保障関連法案の廃案と安倍政権の退陣を訴える市民たちが8月30日、東京・永田町の国会前に集まり、大規模な抗議活動をおこなった。主催した「戦争させない、9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の発表によると、参加者は約12万人という。
<中略>
音楽家の坂本龍一さんは「政治状況ががけっぷちになって、日本人に憲法精神が根付いていることを示していただいた。フランス革命に近いことが今まさに起ころうとしている」と語っていた。
私の意見はこの前の通り(安保法制についての私見)変わっていないがどうせ可決されるに決まっているのであまり興味がない。しかしこの記事を読んで思わず笑ってしまった。
「日本人に憲法精神が根付いていることを示していただいた。フランス革命に近いことが今まさに起ころうとしている」
憲法精神って要するに9条の事をいっているんだろうけどフランス革命は市民が武器を持って立ち上がったものだ。あれだけ平和を謳っているのに武力に寄る革命を起こそうというのか? 自分の意のままに物事を運ぶ為、武力を持って相手を潰すのはまさに中国共産党そのものじゃないか。
武力で他を支配するというのは弱肉強食の原理原則に則った生物の根源的、本能的な行動でこの言葉こそ世界の真理を如実に表している。だからこそ弱肉強食の世の中にあって人は自分や愛する者を守るために戦う。それは武力によるものに限らず一方的に自分が不利益を被る場合には必ず抵抗するように人は自らの命や利益を守るために戦うのだ。
恐らく反対デモ参加者も日本が戦争になると思い込み自分はみんなの為に戦って反対している! と思い悦に入っているのだろう。
だったらこの法案をしっかり読め。今回の法制で日本が外国に戦争へ行くなどとという文言は一行も存在していない。中国の脅威に日本が晒されている今、抑止力を高めることが一番の平和の道となる。何故、中国共産党という巨大な悪意の固まりが存在しているのに日本が侵略されるとは考えず、日本が他国を侵略するという思考になるのかまったく理解出来ない。(まあ本当は理解出来る戦後教育の賜だ)
平和、平和~と叫んでいれば平和が続くなどと思っているのならそれこそ大好きな歴史を直視した方が良い。武器を持たない弱い者はいつの世も支配者に屈服し平伏してきた。アニメや漫画の世界ならスーパーマンが助けてくれるだろう。そんなのはおとぎ話にしか過ぎず世界はそんな優しいものじゃない。いつだって現実は理不尽で力の前では正しさ、正義は無意味だ。そんなこと小学生だって知っている。
生物の特長を見れば分かるようにタコであっても外敵に襲われたときには墨を吐き身を守る。或いはスカンクやイタチは強烈な悪臭を放って敵が怯んだ隙に逃げる。南米のガラパゴスでは、植物のサボテンでさえ海亀に食べられないように高く成長し、身を守るために進化している。
あらゆる動物、生物が身を守るため武器や特徴を身につけた。話しあえば分かるなどと戯れ言をいうのならどうして虐めはなくならない。いい加減空気とノリとイメージ、そして絵空事だけで物事を判断し思考停止するのをやめろ。