インドネシア高速鉄道 中国案採用について
日本と中国が受注を競っていた高速鉄道についてインドネシア政府が中国案を採ることが分かった。話によればインドネシア内の「親中派」が動いたらしい。中国は日本以外のアジア諸国にもマネートラップ、ハニートラップを仕掛けている証左である。今回の計画はインドネシアの首都ジャカルタと東に約140キロ離れたバンドンを結ぶというものだが日本と中国の鉄道技術は天と地ほどの差がある。それは世界も知っているが中国の多大な資金に目が眩んだインドネシア政府は日本との約束を反故にし中国を取った。しかしこの選択は間違いだったと後々分かっていくだろう。何しろあの中国が建設するのだ。
2011年の新幹線脱線事故でも証拠隠滅のために生存者がいるにも関わらず埋め立てをしたり、橋が突然崩壊、道路が陥没し巨大な穴が開くといった事故が頻発している。この悲惨なインフラ整備具合をみれば自国に対してもこの始末なのに他国での建設など、一体どんな手抜き工事をするのか分かったものではない。しかも完成の期日は2018年、こんな早急に作って中国にボロが出ない筈がないし、甚大な被害をもたらす可能性も高いだろう。
上手い話には裏がある。AIIBしかり中国が他国の事など考えて物事を進めることはあり得ない。恐らく巨額な融資の途中にでも突然、返済を求めだしたり、利息を上げたりとインドネシアを中国の有利に動くすためのカードとして利用するに違いない。そうして一番の被害を被るのがインドネシアの人々だ。いつの世も為政者(政治家・官僚)の失敗の反動は国民に返ってくる。日本も人のこといえないがインドネシアの人々が可哀想である。