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類は友を呼び、手法も似る

 類は友を呼ぶ、だが似て非なるものがある。てんとう虫は益虫である。だがてんとう虫に似たテントウムシダマシは害虫である。付き合っている相手が人格者だと感化されてこちらも人格者になる。古来より日本ではこれを以心伝心という。脳科学的にも解明されていてミラーニューロンという。人はいつも見ている人の行動を取りたくなるものだ。

 私も同じ体験がある。ヘビースモーカーの男と親友になった。但し相手は4歳年上で聞けば高校のときから吸い始めたという。仕事が終わり喫茶店でよく話したが男は煙突のように煙草を吸って話す。そんな時、私も一本貰って擦っている内にセブンスターを買うようになった。覚醒剤はやったことがないが煙草でもやめるのに苦労したのだからと清原やアスカ報道を見ると思うが、それでいけば友人が覚せい剤をやっていたら逃げることだ。まぁ告発もいいが煙草なら兎も角、三十六計逃げるに如かずである。

 この言葉の定義は「めんどうなことが起こったときには、逃げるのが得策」である。日本人から見てアメリカ人、ドイツ人、フランス人が固まっていたら区別がつかない。話して漸く分かる。それと同じでホワイトから見て東洋のカラードのモンゴロイド支那朝鮮、日本の区別はつかない。もっといえば日本人から見ても分からない。それでもハンチントンは世界を8つに割った。キリスト、ユダヤイスラム、ヒンドゥ教圏の4つと中華、日本、ラテンアメリカ、アフリカ文明圏の4つである。
 ハンチントンは日本をどうするか悩んだ。大陸半島勢を中華文明とした訳だがそこに小国島国日本を組み込むか否かである。しかし中国は馴染みがあるだけで秦、漢、遣、唐、明、清と中国と44回も国名を変えている。中国建国は毛沢東1949年からだからまだ68年の歴史である。朝鮮は三千年も支那大陸冊封国(属国)であったし高句麗百済新羅と中国のように別れていた。

 しかし日本は皇紀三千年の歴史で天皇の血統が途絶えた事もなければ、中国の冊封国(属国)だったこともない。聖徳太子は遣隋使・小野妹子に託した国書に『日出ずる国の天子、書を日没する国の天子に致す』と書いている。そこで日本のみ一国一文明の日本文明とした。ハンチントンは文明と文明の端境期で戦乱が起きるとしている。

 それで文明の衝突の中で以上のような仕訳をした訳でハンチントンはやがて日本は中国文明、つまり支那朝鮮文明に飲み込まれると捉えている節がある。つまりてんとう虫がテントウムシダマシに滅ぼされると捉えた。

 ハンチントンの仕訳は認めるがその結果は間違えている。世界はてんとう虫日本と支那朝鮮のテントウムシダマシと区別がついてきた。EUが崩壊方向路線だがこれからは支那朝鮮とドイツという大陸のランドパワーとEU離脱したイギリスのブレグジット、トランプのアメリカファースト、但し最早アメリカの一強多弱で世界は定まらない。すると血縁官界の英米と反中勢力がましている日本と日米英のシーパワーVS支那朝鮮とドイツのランドパワーの時代にロシア、中東、EU諸国はという構図に別れる。

 今から150年前日本では1871廃藩置県しかしこれからは世界の廃藩置県が起きようとしている。今度こそ日本は組む相手を間違えてはならない。大東亜最大の教訓はあのナチスドイツとそしてあのイタリアと組んだ事である。

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