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日本の常識は世界の非常識

 私が、今月末中に出す予定の原稿用紙500枚の小説中に、下記の件があります。

  「本論に戻るとね。革命の第一の波が18世紀、イギリスを中心にした農業革命。飢餓から救われたけれど、階級社会が起きてしまった。第二の波が19世紀で、是もイギリス中心の産業革命で、この二つの波の立役者であるイギリスは大英帝国と言われ、アジアを植民地化し世界の国土の5分の2を所有したの。物資万能主義を享受させたけど、反面、戦争、そして、アメリカに渡ったイギリス人によって核問題を起こした。

 この辺から天動説の宗教では、世界を維持できなくなり、本来、人々を平和に導くための宗教が、戦争の直接要因になっているの。そして現在は情報革命、こうなると天動説の宗教では到底維持できない。地球温暖化一つ取っても、後進国は先進国は地下資源を使いたいだけ使ってCO 2を出し続け、栄耀栄華の限りをし尽くし、今度は我々の番だと言う時になって削減だとは何ごとだと、足並みが揃わない。中東は政治と宗教で語ってくるし、アメリカは武力で語ってくる。

 世界は民主主義を標榜している。更に情報化の波で、何が正しくて、何が間違えているのかに至っては、国の数で言えば192通り、宗教別では、イスラムユダヤ、キリスト、仏教だけでも4つの正義が混在しているの。つまり、農業にしても工業にしても眼に見える手に取れる恩恵から、眼に見えない手に取れない情報の時代には、全てを認めるところから始まる宗教でないと到底無理なの」

 と主人公に言わせました。 又、主人公が、アメリカに渡り、イスラム系の女性議員から言われた件では

「ある上院の女性議員は、日本はキリストの教えを何故守るのかと、私に言いました」
「意味不明だな」
「キリストは『右の頬を打たれたら左の頬をだしなさい』と言った。日本の憲法9条の戦争放棄は、キリストの教えを唯一憲法にした国だ。これを日本に押しつけたアメリカは、そんな気はまったくなかったのに日本は、愚かすぎると言っていました。それより日本は本当に日本を守りたければ、サムライになってジハード(聖戦)をすべきである。イスラムのジハード(聖戦)とサムライの魂は、同じものだと言う、講義を、少し前まで受けていました」
「吉永君、君、それ以上言うと、私の元から去って貰うことになりかねないぞ」

 さて、私は、日本が原爆を墜とされた最大の理由は、日本が黄色人種で、墜とした側が白人だったからだと思っています。白人は、黄色人種の国を植民地化し、黒人を奴隷にしました。白色は、優秀であると思っていない限り、そうした行為は取れません。

 つまり、原爆は完成されていたと私はおもっているんですが、ドイツに墜とすことは、考えにくいんです。白人ですから、遡れば同胞ですし、当時、アメリカにはドイツ系移民も沢山いました。しかし、黄色の日本人なら先祖にはあたらないし、当時、排日移民法があって、日本人でアメリカの投票権がある人は皆無だったでしょう。

 これがサイレントマジョリティー大衆の声なき声。パールハーバーを思い知れという効果もあったと見ています。

  今でも人種問題があって、冬季五輪では、スキーやスケート、夏季五輪で水泳で黒人選手が表彰台に上がるようになるまでは本物ではないと思っています。

  世界の主要国は実質G2(アメリカと中国)だと言われています。方や、人種の坩堝王国、方や人口大国、方やキリスト教・ドル言う名前のユダヤマネー 方や儒教国で、イスラム道教老子の教え・漢民族固有の宗教)、仏教、キリスト教。中国は歴史大国5千年、アメリカは建国から、たった230年。

 対比すると、両極端です。しかも日本人と違い、中国人はアメリカ人に殆ど臆しません。つまり、白色・アメリカVS黄色・中国という構図になります。問題は日本で、来年には戦後20年で世界第二位の経済大国になり東洋の奇蹟と言わしめた地位を中国に明け渡す公算が出てきました。

 鄧小平(1978から92年・改革開放政策によって中国の市場経済化に着手)という政治家がによって、中国は大躍進しました。そうなると、アメリカは核を持たない、アメリカの比護の下にいる日本を軽視して、ジャパンパッシングは、より色濃くなり、アメリカに馬鹿にされている日本の海域の領有権、韓国との竹島問題、中国との尖閣諸島問題に多いに係わってくるでしょう。

 日本は天皇制、自衛隊、安保問題、で世論は常に真っ二つ、欧米主義の二大政党制を理想として、これをカモフラージュにして、小沢さんが、自らを正義としての啓蒙運動に多くの国民が騙され、間もなく、より色濃くなります。

 そうなると、更に、親米派親中派とに分かれ、船頭多くして船山に上るが如くとなり、日本は三位も危うくなって逝く可能性が出てきました。自らの、土地、生命、財産を守るべく軍隊を持たない事が、全ての要因です。

 唯一、キリストの教えを憲法にして、平和憲法といっていますが、私に言わせれば、日本の平和憲法の最大の享受国は、アメリカ、中国、北朝鮮、韓国、ロシアだという事になります。

日本という国は世界の常識は日本の非常識で、谷川に堤防 海に防波堤 国家に国防なしです。それなら、谷川に堤防も海に防波堤もいらないし、外にでるときも、鍵は掛けずに出ればいいのに、実際には生命保険会社も損害保険会社もあります。有名なセコムなどは、たった二人で始めた会社が急成長しました。

 人を愛する事は尊く、愛校心、愛郷心に涙するも、愛国心を言うと、キッとなって右翼だと決め付ける。それが日本の常識なのです。

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