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不安定な中国

 先週の東京市場は、大きく下振れ、7/8に、ダウ平均大幅安の影響がそれなりに出た結果、閑散下落状態が続いています。
 
 しかし、ダウ平均と比べても、日経平均は、まだ強いという印象も。もしかして、米国離れ?とも思える最近の相場。次に注目されているのは中国ですが……。

 これまでのやりたい放題の反動で斜陽となっているアメリカ。輸出の要であったGM・クライスラーの破綻。双子の赤字。欧州は翳りが見えてきています。やはり、時代は西洋から東洋に来ている事は確かですが、大事な世界的金融危機の会議では酔っぱらう大臣。新型インフルエンザで緊急会議が行われている時に不倫お忍び旅行する大臣と、日本は何とも心許ないというのが現状です。

 経済的な市場として、世界は中国とインドに頼らなければならないの現実です。何と言っても、中国(及びインド)の人口には、生産と消費への期待が掛かります。

 中国は2008年の北京オリンピックが終わり、次ぎに待っているのは、2010年の上海万博です。大方の予想では、ここまでは需給もある為、中国経済は順調だろうと言われていました。しかし、昨年秋からの株価ショックで、この予測もズレが生じるかも知れませんね。

 今週明けは都議選での敗退と麻生大臣が解散を明言した事から、一時は9000円台まで下げました。3月末のあわや7000円割れかと思われたときは、怒濤の年金の投入で「割らせないぞ」という政府の意思表示が見られました。しかし、今後は政局が不安定となるのは必須でしょう。政局が株価にどう影響してくるか、注意深く動向をみたいですね。

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