精神科学を考える
触媒の定義とは「化学反応の際にそれ自身は変化せず、他の物質の反応速度に影響する働きをする物質」である。分かったようで分からないが、これを歴史でいえば薩長は啀み合った。龍馬がいなければ薩長は戦争をしただろう。しかし龍馬は武ではなく利益の利で説いた。
「西郷さん。桂さん。薩長はこのままじゃ戦争になるきに、そうなればどちらかが勝って、どちらかが滅ぶぜよ。それで日本はどうなる。啀み合うことばかり考えていれば戦いになる。和することを考えるきにそうじゃろう。今、長州は米不足、じゃが薩摩は米があまっちょる。そんなら海援隊のいろは丸で薩摩の余剰米を長州に送るんじゃ。その帰りに長州にあって薩摩にない鉄砲を積んで薩摩に帰ってくるきに。そうすれば長州は米を喰って強くなり、薩摩は武器が入って強くなる。どうじゃ、わしに任せてみんか、もしわしが裏切ったらわしを血祭りに上げていろは丸を薩長で使えばいい。これがワシの担保じゃけに」といった。当時の薩長は水と油、犬猿の仲だった。相反するものが龍馬という異質が加わり和する心になった。これが精神科学、その個が集うと組織科学となり、その成功例が喧伝されると汝の敵を愛せよとなって文化に昇華する。
「他を奪うなかれ、他と汝の結合は明日の汝を作る」という学問が広く知られ哲学になると理となる。最初は精神科学、次は組織科学、そして後世に伝えられる学問となれば組織倫理となる。精神科学とは逆手の発想である。
精神科学1
民進党の岡田なる人はアベノミクスを失敗とした。安倍さんはアベノミクスは道半ばといった。昨日の日経平均は600円上げた。仮に民進党が伸していたら-600円になっただろう。プラマイ1200円の差である。日経平均が3000円上がると100兆円の金が市場、つまり各企業に入った事になる。日本が一年間で集める税収は50兆、それが1日で自民党ではなく民進党が勝っていたら600円下がるのである。国民の悲願は何とか景気を良くしてくれというものだ。馬鹿コメンテーターは株式が上がっても人々の生活はよくなっていないという。いつの時代の経済学をいっているのか。
企業には二つの財布がある。一つは自社製品を売って売上を上げ、諸経費を引いての営業利益、もう一つは運用益である。例えばトヨタに天才ディラーがいて一億ドルを運用したとする。1$=\100のときにドルを売って円に切り替えると100億円、だが1$=\120円なら120億で20億儲ける。1円の円高はトヨタの営業利益を年間350億円減少させる。日産は200億円減、ホンダは160億円。ソニー60億円のマイナス、仮に本業で利益を出せなくともドル円の達人がいれば給料を上げられる。すると買い物が増える。GDPが上がる。すると外人買いが更に強まる。すると円高になる。そこで政府は円札を刷って円高を抑制する。そういう好循環になれば税収が増えていく。政府のすることは景気の樹幹を良くすることである。故に株価は景気の先行指数で、その後に実物経済がついてきて給料、賃金が上がってくる。それが早くて半年から一年後である。だから私がコメンテーターだったら
「企業は本業が上がらないから給料を上げたくないという心理は分からなくもないが、金に色はない。それより経団連は申し合わせて運用益がでたら内部留保ではなく給与賃金に回すようにして欲しい。競馬で当てたら自分だけ楽しまないで勝負師は大盤振る舞いする。それが競馬の醍醐味だといったが吸った空気も吐かなければ次の新鮮な空気は入って来ないのが自然界の摂理、何故なら株で損をしたら社員の給料は上がらない。しかし儲けても還元しないというのでは独裁経営である」というだろう。世の中の全ての事はシンクロニシティ、即ち。意味のある偶然の一致)していて連環連鎖している。
精神科学2
即ち市場はアベノミクスは道半ばであると捉えていた事が分かる。又岡田なる人は阿部政権に2/3以上取らせたら大変な事になるとアピールした。しかし安倍さんはそれには反応しなかった。反応しなくても南沙諸島、尖閣が危ない事は選挙期間中のニュースで知っている。つまりメディア・イズ・メッセージでそのことを敏感に感じたのは、これから何年も生きる18・19歳の240万人の動向だった。日教組が巧みに左に入れさせようとしたが、彼らの半分以上は安倍自民党に入れた。つまり岡田を勝たせたら安倍政権より大変な事になると踏んだ。
「人を動かすのは熱である」お前が頑張るなら俺も頑張る。すると俺の友達も頑張る。これが精神科学、その逆はお前がサボるなら俺もサボる。すると俺の友達もサボる。これは朝鮮を見れば分かる。前者は資本主義の韓国、後者が共産主義の北、大東亜のとき陸軍は北に鉱物があるので投資した。だから北は南(韓国)よりスタートは良かった。だがその後韓国が北へ追いつき追い越し現代自動車、サムスン、LG電子で日本を猛追した。民度は同じなのにこの差は体制の違いである。遺伝は先天的、育ちは後天的、これを調べるときは双子で調べる。それにしても共産主義は切磋琢磨が一切ないから、イノベーションが起きない。北の自動車、中国の自動車、ロシアの自動車の名前は出てこない。家電も然りである。北の産業は偽札、偽装タバコ、国家ぐるみの保険金詐欺、それとミサイルだけである。おかしかろう自転車もオートバイも自動車も飛行機も作れないのになんでミサイルなの? 自国の国語が0点なのに外国の英語が90点はあり得ない。つまり北はカンニングした。実は日本は原爆を作ろうとしていた。それはスタップ細胞で知られた理研(理化学研究所)がやっていた。しかし完成させる前に原爆を二つも墜とされたので、その事実を隠そうとした。日本はお人好しで優秀だと朝鮮の男達も研究者として活用していた。金正日はその事実を知り元研究者の彼らに核ミサイルの研究をさせた。それで北は核ミサイルを作ったという訳。
精神科学3
バングラデシュのダッカを見ても無実の日本人が無惨に殺された。中東アラブ人、ペルシャ人は日本にシンパシーを感じていた筈であった。それでは何故、変化が起きたのか。それは朝日新聞のせいである。朝日が慰安婦、性奴隷を世界に垂れ流した。そんな国を擁護する国はない。過激派ISといえども一人間である以上、人気は欲しい。性奴隷の国の人間ならいいだろうという計算はあっただろう。
精神科学4
舛添先生問題で実務の人を出そうと考えた。しかし崖から飛び降りるというのはマイクパーフォマンスで、それをいっても死なないと7月9日のブログで書いたが三原じゅん子という元女優が選挙区でトップ当選した。単に彼女たちはキャスターであり、女優だっただけである。比し実務で鍛えて議員になった人は当選が覚束ない。議員の世界は『悪化が良化を駆逐』している。見える瓶の中身より、その蓋の裏についていて見えない蓋の裏についているジャムの正体を当てる作業が推理という。その精神科学が正しければ組織科学、そして組織倫理、文化伝統になっていく。
左翼、琉球新報の調査でも沖縄の若者達はまともである。何故か、それは新聞を読んでいないからであった。