メタボより禁煙②
さて、そのくらい悪い煙草を国が専売公社として営業をしていることに気まずさがあったのかどうかは知りませんが、現在は東証一部 2914 JT として上場していますが大株主が財務大臣が50%所有ですから国に変わりはないでしょう。
それに、JTは23年前に設立しているのに新JTも全JTというようなライバル企業が出てこないんですから、やっぱり国です。
最近、国はメタボ(メタボリック・シンドローム=内臓脂肪症候群)を少なくして将来の医療費削減を考えているようです。40から74歳の男性では健康診断で腹回り85㎝。女性では90㎝ 以内が目標だとか。
でも、その前にすることがあるでしょう。腹回りより禁煙の方が遙かに医療費削減に繋がります。どうしてかというと、喫煙者はメタボ対策のウォーキングが困難だからです。何故なら肺に貯まったニコチンが、ウォーキングすると痰が絡むので喫煙者は歩くことを拒みがちだとか。1と2の順序が逆のように思います。
愛煙家から、「嗜好品と医療とは違う」という反論があるかも知れません。 しかし、アヘン戦争以前はアヘン・コカイン・大麻は嗜好品でした。それに、こうした覚醒剤は紫煙のように喫煙者が直接吸う主流煙より遙かに有害な副流煙を出して、家族の命を削ることはありませんし不始末による火災も発生しませんからと先に反論しておきます。