小泉に騙され、今また
2002年9月小泉が北へ出向き5人の日本人が帰国する事ができた。小泉首相すんばらしいと思っている日本人は実に多い。だがそれは間違いで単に「瓢箪から駒」「棚からぼた餅」だっただけのことである。当時、北は金が欲しかった。それで5人の拉致者を一旦開放する代わりに金を出せと日本に迫った。
それは一時的なものでその後は再び北へ帰すというのが本来の密約だった。5人の中には曽我ひとみさんもいた。日本政府が認めた政府認定拉致被害者は17名(横田めぐみさん、田口八重子さんを含む)その中に曽我ひとみさんは入っていなかった。つまり政府は一人でも数を少なくして拉致問題を小さい問題にしたかったのである。
実際には千人いるだろう。北は日本の漁船を乗っ取ると利用価値のある若者だけを生かし、年寄りは海に沈めている。そこまで入れると更にその数は増す。さて密約で再び北へ返すという日が時々刻々と迫ってきたとき、そんな馬鹿な取り決めがあるかと当時、自民党だった中山恭子議員が立ち上がり、安倍さんと共に北へ対した。 それでももう一つの密約、一兆円を北に渡したため北も「日本を火の海にする」とは言わなかった。小泉という男は三男が正妻の腹の中にいるときに離婚した。三男が19のときに父親の顔はテレビで知っているが実物はみたことがないといった。そんな男が拉致問題を真剣に考えるとは思えない。
小泉が平壌宣言にサインするとき拉致被害者の家族を外務省の施設に集め福田康夫当時官房長官は、北の発表で、その他の拉致者は海水浴で死亡、交通事故で死亡というデタラメをその通り遺族に伝えたという。北は横田めぐみさんを開放しない事情がある。実はめぐみさんは拉致されて10日ほどで朝鮮語を話すほどの賢さを見せたので金正恩の家庭教師をしていた可能性さえある。